MUSIC OF SOUTH KOREA

Sultan of the Disco、若くして面白い音楽をやっている印象。日本では歌詞が軽いのが勿体無い。

イケメンがいない、ホントに音楽勝負のグループ

韓国インディーズから出てきたグループで、ごく最近日本デビューしたものに「スルタン・オブ・ザ・ディスコ」がある。キャリア的には10年程度となるが、当初はエア・バンドだった。しかし2010年頃から今の編成となり、ソウル・ファンク系のバンドとなっている。なんといってもここはメンバーの中でも、ナジャム(キーボードをやってる人、ややしゃくれている顔立ち)が引っ張っていっているというか、声質を含めて才能があると感じる。韓国ではメジャーはK-POP感の強いものばかりが表に出てくるが、マイナーマーケットには結構いいものが多数見られる。こういうものが存在できるのが韓国インディーズの深みなのだろう。

日本には何回か来ているが、なぜか2016年末にVAPから日本デビューとなった。

日本盤では看板曲である「オリエンタルディスコ特急」に綾小路翔が歌詞をつけている。軽快で、ちゃんと韓国音から拾ってる部分もあるのだが、個人的にはやっぱり軽くなるなあという感想。せっかくのソウルフルな感じが勿体無い。これは、韓国版のライブ(MV)を見てから、日本版を見ればすぐにわかる。

韓国版

日本版

VAPの人も、特にハンサムな人がいるわけでもないグループをわざわざ来日させてまで商業メジャーデビューにもってきたことには敬意しかないのだが、彼らの活かし方をもう少し考えてあげたほうがよかったのではないだろうか。救いなのは、ナジャムが別のインタビューで日本語歌詞の「人生50年」といっていることの意味を考えていることと、楽しそうにプロモーションMV制作に参加しているのが見えてくることかな。

先日のタワレコでのインストアもアイドルと違って比較的おとなしめな動員だったが(中継動画あり、ただし中継録画なのでスタートまで時間があり15分13秒くらい無音が続くので家で見てね!)

ツアーを前にして、知ってもらう戦略としては地方のラジオを中心に巡っているようだ。度々ラジオで流れたツイッターが見られている。

まだ追記します。

by
大韓ミュージック編集部
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