MUSIC OF SOUTH KOREA

パク・チユン(Park Ji Yoon)は大人の色香がある

韓国大手芸能事務所JYPエンターテインメント→ミスティック89への移籍を果たしているパク・チユン。(パク・ジユンと呼ぶ人もいる)筆者が個人的に好きなのはMr.LEE(2013年)。

K-POPっぽい曲調から脱した印象がある。

なごむ曲だ。そもそも韓国ではMr.LEEだらけだが。日本人が鈴木や佐藤さんの曲を歌うようなものか。MVの出来もよく、楽器をイメージさせるボディで、男の間をさらっとすり抜けて行くような爽快感がある。この人は元々雑誌モデルからCM、テレビ、歌手という流れで、テレビドラマに多数出ている。大学ではポストモダン音楽学科を出ているというだけあって、特に近年の作品には知性とか美的感覚を感じる。


こちら(Inner Space)も特にアートワークが好きだ。(2014年)

昔はやはりJYPだけにくねくねと踊らせられていた。「Sung In Shik (Coming of Age Ceremony) 」(アルバム「Adult Ceremony」)(2000年)

まあストレートに上手く行っているというわけではないのだろうが、腰クネクネばかりが強要される韓国芸能界においては、最近ではとても落ち着いたムード作りに成功しているといった印象を持つ。実際、近年が一番明るい。彼女も30代半ばに入るが、もう少し追いかけてみようと思う。

と思って情報を漁っていたら、結局ミスティック89と組んだ楽曲はヒットせず自身で事務所を設立して。2017年現在での最新作をリリースすることになったということがわかった。
アルバムは5年ぶりとなるが、2017年3月2日に9th『parkjiyoon9 (music & photograph)』(レーベル:韓国のSONY MUSIC)が出た。日本でも一部のK-POP系を輸入している店舗や一部ネットショップでは見つかると思う。


これが9集の中の一曲「そうしないで」(그러지마요=クロジマヨ)のプロモ。google翻訳にかけると「してマヨ」とかとんでもない誤訳になる。うーん、この手の曲がメインだと売れるかな~。

2017年4月、EBS(韓国教育放送公社)の番組「スペース共感」でやったライブ。最初ちょっとインタビューが入ってるけど9割はライブです(52分17秒)。

パク・チユン 9集 – Parkjiyoon9

8th ALBUM : DREAM TO BECOME A TREE

vol.6 Woo Twenty One

by
大韓ミュージック編集部
SNSでフォローする