MUSIC OF SOUTH KOREA

近年まれにみる狂ったK-POPだと思ったHyunA(ヒョナ)の「どう?」(誉め言葉)

ヒョナ(キム・ヒョナ、HYUN A)は元ワンダーガールズで、体調不良で脱退した後に4Minuteに移籍したメンバーだが、4Minuteは韓国では売れているが、KARAとか少女時代が出てきた頃の日本進出ではあまり良い成績を残せていない。日本ではKARAか少女時代が取れればメディアは売れていたが、4Minuteがブッキングされると日本での知名度も低かったので数字が悪い(視聴率が取れない、返品率が高い)…というのは当時のメディア関係者からよく聞いた話。

余談なので韓国に話を戻す。ヒョナはソロ自体は2011年からも出していたが、2016年には4Minuteの中でヒョナ以外のメンバーはCUBEエンターテインメントと契約終了し、事実上4Minuteも解散となっている。

時系列は戻るが、以前から見出されていたのか、PSYの「江南スタイル」のMVでも相手役で出るほかヒョナ版(下動画)が作られ、そのくらいの人気はある。
(参考動画 2012年)

ヒョナはCUBEエンターテインメントと再契約し、引き続き近年、わりとセクシャルなソロ作品を出しているが、

2016年ころの韓国で狂った曲だなと思ったのがこれ「どう?(어때? (How’s this?))」。、ヒステリックな叫びのようにも聞こえる「どう?(オッテ?)」の部分が、「これは歌か?」 というような感じで脳裏にダイレクトに響いてくる。耳を奪われる。不快でもあるのだが、どこか「これはなんだ?」という感じでフックになるのだ。曲自体は「トラップ」ヒップホップチューンの一つ。ソ・ジェウがプロデュースしている曲。

日本語歌詞化したものも低画質で上がっている。

とにかく下品な方向に振ってるようにも見えるが、これが放送されたり賞が取れたりするところがまた韓国の懐深いところなのだろう。

K-POPは最近、日本で長年追ってる人ブログの人も男も女もステレオタイプ化が激しくて追いかけるのをやめたりしていて、そう、ここ1年ばかりは大したでかい作品傾向もなくまあ気持ちもわかるのだが、現地も同じであって、それだけに閉塞感を破るような突然変異的なものは、時折出てくるからまだ楽しいのだ。しかし韓国芸能はあまりプレイヤーが交代しないよね。

by
大韓ミュージック編集部
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