TWICEは韓国の大手芸能事務所の1つ、JYPが主催しているオーディション番組「SIXTEEN」で選ばれて作られたグループ。
韓国人、日本人、台湾人メンバーで構成される多国籍グループで、K-POPで多国籍ということは海外展開は予め織り込まれていたと考えられるが、最近は中国との関係が悪くなっていることもあり、このような展開で上手く行くかというのはイチバチなところがある。幸い台湾人が入っているということは、中国本土で活躍しなくても問題はないのだろうが。
デビュー以降、韓国国内では結構な飛躍&熱狂ぶり。とりあげるメディアも、遺伝子交換に例えて、褒め称えたりしている。また、日本の女子校生にもTWICEのTTダンスが(ネットを介して)上陸前から流行となっており、2017年6月の日本デビューが待たれる。
サナ(サブボーカル/大阪出身)・モモ(メインダンサー/京都出身)・ミナ(サブボーカル/兵庫出身)の3人が日本人。台湾人が1人。あとの5人が韓国人だ。モモはオーディション出身ではあるが、Youtubeにあげていたダンス動画がJYPの目にとまり、オーディションを受けたという。他の日本人2人は日本国内でスカウトされた模様(ミナもスカウト後オーディションを受けるよう促されたという)。
韓国JYP、大手事務所ということもあるにせよ、日本までチェックしていることに驚きますね。
代表曲としては「TT」。顔文字的な、文字を泣き顔になぞらえたものだが、わりと万国に通じるので、これはありだろう。最初聞いた時はたいしたインパクトを感じなかったが、いざ時間が経過してみると、あまり使わないような歌詞の言い回し「ひどい、ひどすぎる」等と、サビ手前の部分が非常に耳に残る。
このへんを武器に日本上陸してくるのだろう。
あと韓国デビュー曲も人気がある。また韓国の人が好きそうなゾンビから入るが…キャッチーな曲なので最初からヒットするのもよくわかる。わはげー。
ここで思ったのはJYPに関してはオフィシャルMVですでに日本語訳を入れているということはなかなかの戦略性だなと思う。K-POPの海外進出もかなり数が増えてノウハウが積み上がっているのだろう。
まだ当記事ポスト時点では公開されていないのだが、日本語盤の訳詩が、K-POP日本語歌詞にありがちなダジャレばかりな感じにならないことを祈りたい。
2017年6月29日リリース。まだメイキングだが、日本語歌詞は上がってきた。人~ のくだりがちょっとなあとは思うが、全体にはまあそこそこ日本語として可聴できるかな。わはげーはあのままなのか。
こちらは2017年10月にリリースした1st日本オリジナル楽曲「One More Time」もう一度踏み出す!と思う女の子の恋心がギュッと詰まった曲だとか。
確かに国内チャートでも確実にファンがいる模様で、はっきりとヒットを見せており(ベストアルバム「#TWICE」が27万枚、「TT」は9/27付USEN洋楽リクエストチャートとJ-POPリクエストチャートで同時1位 ※ソース9/27 T-SITE記事)、NHK紅白歌合戦の出場も決まったようだ。
NHK紅白歌合戦の制作統括/矢島良氏によれば「今年日本デビューし、TTポーズが若者の間で流行った。アルバムやシングルもヒットチャートの1位を記録するなど、今年の活躍が顕著だったから」とのことです。日本では10代女子に厚い支持を得ていることから、「若年層の紅白離れ」をなんとかしたいNHKにとって、無視できないコンテンツであったということでしょう。