MUSIC OF SOUTH KOREA

韓国のクリスタルキングだと思っているコミックバンド、ノラジョ(NORAZO)、実に面白いのだがイ・ヒョク脱退で今後かなり色が変わりそう

筆者が韓国でクリスタルキング的に敬愛しているのがNORAZO(ノラジョ)。というのは2人のメンバーのうちイケメンのほう(イ・ヒョク)がすごく高音が出るんですよ。ヘビーメタル的な流れっぽいですが。最初見たのは確かK-POPCOUNTDOWNで、三角頭の人(チョビン)が出てきて「ポジャンマチャ(屋台)」を歌い始めたのをテレビ東京系で見たのが出会いだった。さすがにその動画はないので、PVを。前置きの最初の1分半くらいがすごくつらいかもしれないが、その後は元気なサウンドとなる。三角頭ではない掟ポルシェみたいなのがチョビン。(この曲はイ・ヒョクもそんなに高音は出してないと思う。高音みたい人は下のほうにある「販売王」のMVを)。

NORAZOといえば、韓国ではSupermanなどのほうが有名かもしれない。

特に好きなのは、この動画。ビルとNORAZOの動きを連動させるやつ。

韓国では電気が足りなくなり節電を要するまでステージの照明がものすごく日本より豪華だったのだが(LED以前のアナログな時代の大迫力なライトは何かの機会に見てほしい!)、LED技術も日本よりも全然進んでいた。クラブなんかにつり下がってた円形のLED(日本でもたまに展示会で見る)とかは韓国のほうが早かったと思う。SEOULSQUAREのビルに投影される低画質なLEDが実にかっこいい!

ただ、NORAZOの本質はくだらなさにあって、なじみやすいサウンドとしては「カレー」がある。インド映画を意識した動きがばかばかしい感じ。

数年前のヒット作は「販売王」。

最近はしばらく低迷気味な感じだが、Ni Pal ja yaは狂ってる。宗教領域まで来たという感じ。

筆者としてはヒットとかは無縁だが、なごむのが、この殺しの世界みたいなのを描いてる「女の人(ヨジャサラム)」。映画「レオン」の再現なのだ。

いろいろやっているが、彼らは日本にも案外ファンが多く、近年何度も来日している。ライブハウスというよりも、わりと軽いホール級なのだ。愛される理由もわかる気がする。
2016年末にはイ・ヒョクが別ユニット「H.Y.U.K.」で日本版のデジタルシングルを出していたので、なんだか何かありそう、と思ってたら、あー、2017年2月には、イ・ヒョクはNORAZO脱退しちゃったんだな…。http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2063032 さて今後もNORAZOは新メンバーを加えてやっていくということだが、どうなるのかな…。
OSENにチョビンのインタビューがでてました。邦訳した人のブログ。

by
大韓ミュージック編集部
SNSでフォローする